水資源の問題を解決するWater Resilience Coalitionへの参画

WRCへの参画

当社は「Water Resilience Coalition(WRC)」に設立会員として参画しています。WRCは、国連グローバル・コンパクトのイニシアチブの一つであるThe CEO Water Mandateが新たに設立した団体で、世界各地域における水資源の問題が深刻な流域において産業界主導で水資源の保全・回復に取り組むものです。クリタグループは、WRCへの参加を通じ、さまざまな企業や団体とともに世界の水資源の保全・回復に取り組み、SDGs(持続可能な開発目標)の達成と企業理念の実現を目指していきます。
また、当社は国連グローバル・コンパクトに参加するとともに、The CEO Water Mandateに署名しています。

WRCの中期目標

中期目標

WRCの中期目標は以下の通りです。

目標年 目標
2030年まで
  • 世界の100流域以上で取り組みを行い、対象流域における30億人以上の水資源に関する問題の改善に貢献する。
  • 少なくとも3億人の水・衛生に関する問題に対して、改善効果を与えている。

クリタグループの目標と取り組み

クリタグループは、WRCの目標を受けて、「CSRに関する方針」の重点的に取り組むテーマ「水資源の問題を解決する」に以下の目標を2021年5月に追加しました。

目標年度 目標
2030年度

水資源に関する問題の改善で貢献する人数:700百万人

※ 水資源の問題が深刻な流域において、水利用可能量、水質、および水アクセスの面で改善効果を享受する人々の数

クリタグループのWRCにおける取り組みを紹介する映像はこちら

北米における水資源の問題解決に向けた取り組み

クリタグループは北米コロラド川流域において、水資源の問題解決に向けたキャンペーン「Impact Together -Colorado River Basin Project-」を開始します。同流域では歴史的な干ばつの影響による水不足が深刻化しており、水資源保全に向けた取り組みが急務となっています。
本キャンペーンは、クリタグループの海外グループ会社であり、同流域に本社を置くアビスタ・テクノロジーズ, Inc.と共に実施するもので、同社が展開する節水効果に優位性のあるソリューションの提供を通して、同流域に拠点を持つお客様の節水に貢献するとともに、推定節水量に応じた金額を、水資源保全プロジェクトに拠出します。また、当該プロジェクトは、WRCが支援しているプロジェクトの一つで、当社を含む複数企業が参加しているものです。
本キャンペーンを通して「顧客工場内での節水」と「水資源保全プロジェクトの支援」の二つの側面で同流域の水資源の問題解決に取組みます。