「水の新たな価値の開拓者」を目指して
平素より、クリタグループに格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
当社グループは1949年にボイラの水処理薬品事業により創立し、企業理念「"水"を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」のもと、一貫して「水と環境」に関する分野において、社会・産業の要請に応えながら事業を展開してまいりました。今日では、水処理装置、水処理薬品、およびメンテナンスサービスに関する製品・技術・サービスを駆使したソリューションをグローバルに提供できる企業グループとして成長し、これからもその歩みを止めることなく、さらなる進化を遂げていきます。
2023年4月よりスタートした5カ年の新中期経営計画PSV-27(Pioneering Shared Value 2027)では、新たな企業ビジョンとして「持続可能な社会の実現に貢献する『水の新たな価値の開拓者』」を掲げました。このビジョンの実現に向け、「価値起点のビジネスモデルの変容と、ビジネスプロセスの変革」をPSV-27計画の基本的な方向性とし、人材・技術・しくみを磨き上げ、圧倒的なスピードと課題解決力で期待を超える価値を切り拓くことを目指します。そして、多様な現場接点で得られる課題や情報の深い理解に基づき、これまで蓄積・深化し続けてきた「水に関する知」をつなぎ合わせてイノベーションを創出し、社会課題を解決する新たな価値の創造・提供に努めていきます。
当社グループは、すべてのステークホルダーの皆様と真摯に向き合い、常に期待を上回る成果を生み出す挑戦を続け、クリタならではの水の新たな価値を開拓し、持続可能な社会の実現に邁進してまいります。
皆様からの一層のご支援をお願い申し上げます。
栗田工業株式会社 代表執行役社長
江尻 裕彦