水資源の問題を解決するWater Resilience Coalitionへの参画

WRCへの参画

当社は「Water Resilience Coalition(WRC)」に設立会員として参画しています。WRCは、国連グローバル・コンパクトのイニシアチブの一つであるThe CEO Water Mandateが新たに設立した団体で、世界各地域における水資源の問題が深刻な流域において産業界主導で水資源の保全・回復に取り組むものです。クリタグループは、WRCへの参加を通じ、さまざまな企業や団体とともに世界の水資源の保全・回復に取り組み、SDGs(持続可能な開発目標)の達成と企業理念の実現を目指していきます。
また、当社は国連グローバル・コンパクトに参加するとともに、The CEO Water Mandateに署名しています。

WRCの中期目標

中期目標

WRCの中期目標は以下の通りです。

目標年 目標
2030年まで
  • 世界の100流域以上で取り組みを行い、対象流域における30億人以上の水資源に関する問題の改善に貢献する。
  • 少なくとも3億人の水・衛生に関する問題に対して、改善効果を与えている。

クリタグループの目標と取り組み

クリタグループは、WRCの目標を受けて、マテリアリティ「1. 水資源の問題解決」に以下の目標を掲げています。

目標年度 目標
2030年度

コレクティブアクションを実施する延べ流域数と活動流域の延べ人口:7流域700百万人

アメリカおよびブラジルにおける水資源の問題解決に向けた取り組み

クリタグループはアメリカのコロラド川流域およびブラジルのPCJ流域において、水資源の問題解決に向けたキャンペーン「Impact Together」を開始しました。水不足をはじめとした水資源の問題を抱えている両流域にて、クリタグループのコロラド川流域に本社を置くアビスタ・テクノロジーズ, Inc.およびPCJ流域に本社を置くクリタ・ド・ブラジルLTDA.と共に実施しているもので、節水効果に優位性のあるソリューションを同流域に拠点を持つお客様に提供することで「地域の水使用量低減」に貢献するとともに、推定節水量に応じた金額を同流域での水資源保全活動に対し支援金として拠出し、「流域全体の水資源保全活動の支援」に取り組んでいます。

水資源保全に関するオンラインプラットフォーム開発と普及に向けた取り組み

クリタグループは、企業・団体の水資源保全活動をサポートする無料オンラインプラットフォーム「Water Action Hub」の開発と普及を支援しています。「Water Action Hub」は、WRCの上位団体であるThe CEO Water Mandateによって開発・運営されており、水資源の問題に取り組むパートナーシップ構築支援機能、水資源の問題解決に有益な情報検索・共有機能等、複数の機能を有しています。さらに、水資源の問題に関するあらゆる情報・ツールを集約する包括的プラットフォームとすることを目指し、継続的に追加開発を行っています。
クリタグループは、それらの開発を追加機能の仕様・動作検証や開発費用の拠出等で支援するとともに、世界水週間等の国際会議の場で同プラットフォームの有益さを発信し普及に貢献しています。

  • ※ Water Action Hubの詳細はこちら(英語サイト)