サステナビリティ人材開発

クリタグループのアプローチ

クリタグループは、人材を持続的な成長を支える基盤と捉えています。当社の強みである「顧客親密性」を高めていくためには、一人ひとりが高い専門性を備えた人材となること、お客様の課題解決に全力で取り組むことが必要です。そのためクリタグループは、人材の確保と育成、長年培ってきた水に関する技術の継承に取り組むとともに、社員一人ひとりが自分の能力や適性を存分に活かして働ける環境の整備と多様な人材が活躍できる組織風土づくりを推進しています。

専門技術者の育成

当社は、お客様の課題解決に貢献する多様なソリューションを創出するためには、水処理技術とDXの高い専門性を備えた人材を確保・育成する必要があると考えています。
水処理の専門技術者育成については、当社に「人づくり委員会」を2020年4月に設置し、技術者育成方針の策定と教育体系など仕組みの構築に取り組んでいます。2020年度は、グループ内の技術者が保有する能力・知識・経験を「視える化」し、中長期的な人材の増強と後継者育成に活用するため、「専門技術者マップ」の作成を行いました。
DXを推進する人材の育成については、当社に「DX委員会」を2020年11月に設置し、デジタル人材の獲得や育成に加え、DXに必要な知識と資格の明確化や勉強会の実施による社内のデジタルリテラシーの醸成を推進しています。

研修による能力向上

当社は人材開発に向けて、人材開発担当部署による階層別・役職別研修、世界で活躍できる人材の育成を目的とした「グローバル化対応力向上講座」など人材教育を実施しています。またクリタグループの社員を対象として、クリタグループの製品・技術・サービスに関する専門知識研修、安全や法務に関する研修、コミュニケーションや問題解決手法といったスキルの習得のための研修を行っています。さらに、海外グループ会社の中核を担う人材の育成に向け、ナショナルスタッフの次期経営層候補や管理職を対象とした研修も行っています。

指導員制度による知識・スキルの習得

当社は、入社3~10年の社員を入社1、2年目社員の指導員とする「指導員制度」を導入しています。入社1、2年目社員は指導員から仕事の基礎を学び、指導員には指導力や課題解決力の向上を図る機会を提供しています。

自己啓発機会の提供

当社では、会社が必要とする業務分野に関し、従業員に国内外の教育機関、および研究機関における修学の機会を与える留学制度や、条件を満たした学生に学資の貸与を行う奨学金制度を設けています。また、語学をはじめグローバルに活躍できる人材育成を目的とした「グローバル化対応力向上講座」や、各技術分野の第一人者が社内講師として技術伝承を行う「専門技術講座」などの社内研修に加え、幅広い知識や技能を習得するために200以上の通信教育と通学講座を用意しています。