全てのお客様において共通の課題である省エネルギー。いかに効率よく、環境負荷をかけずに、エネルギーを利用していくのかがとても重要です。クリタは、エネルギー利用効率の向上やCO2排出量の削減を目指し、水を利用する設備において、高い省エネルギー効果を発揮する商品・技術・サービスを幅広くご提供するとともに、創エネルギーを実現する取り組みにも注力し、お客様のエネルギー問題に貢献していきます。
お客様が直面する省エネルギーの課題を独創的な技術で解決する
画期的な薬品素材「ドリームポリマー」を核にボイラのさらなる省エネルギーを実現
クリタはあらゆる業種のお客様に対し、水処理を通じて省エネルギーに貢献する取り組みを行っています。
例えば、クリタ創業の原点でもあるボイラ向けの水処理薬品。様々な工場や、病院、ショッピングセンターなどの大規模施設にはボイラという設備があります。ボイラでは、重油などの燃料を燃やして水を加熱し、発生した蒸気を使って空気や水を間接的に温めています。ボイラ内の水(ボイラ水)にカルシウムイオンなどの硬度成分が含まれていると、水の蒸発に伴ってこれらが固形化し、ボイラ内にスケールという付着物が発生することから、伝熱効率が低下してしまいます。
この状態で必要な蒸気量を維持するためには、燃焼による熱量を増やす必要があり、燃料の使用量が増加してしまうのです。このような、スケールの発生に伴うボイラの燃費性能の低下を防止するため、クリタはボイラ水に含まれる硬度成分を分散させる機能だけでなく、付着したスケールを直ちに洗浄する機能を併せ持つ画期的な薬品素材を開発しました。従来にはない、夢のような機能から「ドリームポリマー」と名付けたこの素材の働きで、ボイラ内を常に清浄な状態に保つことができ、高い省エネルギー効果を実現します。
また、さらなる省エネルギーを追求し、硬度成分以外の不純物を取り除く前処理装置とドリームポリマーを組み合わせた新たなボイラ処理システムや、ボイラの運転・維持管理を一括で請け負いお客様に効率よく蒸気を供給する契約型ビジネスなどで省エネルギーに貢献する多様なサービスをご提供しています。
ボイラ水処理におけるクリタのトータルソリューション
クリタはボイラの内部を洗浄する事業も行っています。複雑な構造物であるボイラ内の汚れを化学薬品を使って洗浄することで、産業用の蒸気ボイラから発電ボイラまで幅広いボイラのエネルギー効率の向上に貢献しています。クリタはお客様のニーズに応えるソリューションをトータルにご提供していきます。
「省エネ」に加え、「創エネ」を実現するバイオセーバーTK
排水処理において国内トップクラスの実績を有するクリタの生物処理技術。中でも特に高い省エネルギー効果を発揮するのが嫌気性生物処理装置「バイオセーバーTK」です。好気性処理と比べ電力使用量を約1/2に低減可能な本装置は、独自開発した樹脂製の担体(微生物の棲み家)を用いることで、従来の嫌気性処理では困難とされていた低濃度の有機排水にも高い処理効果を発揮し、幅広いお客様に省エネルギーのメリットをご提供します。さらにクリタは、本装置から発生するバイオガスを発電燃料として有効利用するシステムをご提案し、お客様の創エネルギーの実現にも貢献しています。