自動車製造では、車の車体や部品の美しい仕上がりや防錆のため塗装ブースと呼ばれる工程で霧状にした塗料(塗料ミスト)を車体等に噴き付けて塗装しています。塗装ブースで車体等に付着しなかった余剰の塗料は水で捕集し、水処理薬品によって塗料を分離することで循環水として再利用しています。しかし、薬品の効果が不十分な場合、水中に残った塗料が原因となり、循環水の配管やポンプの閉塞や循環水槽からの悪臭の発生、ブース内の塗料ミストの除去効率の悪化、排気ダクトの腐食など様々な問題が生じます。塗装ブースで生じるこれらの問題に対し、クリタでは塗料と水の分離や、循環水からの悪臭防止に寄与する水処理薬品「クリスタックシリーズ」をラインナップしています。