培養した嫌気性微生物の働きにより、揮発性有機化合物を無害化する技術です。自然界の微生物を利用するので、安全に、しかも低コストに処理できます。また、微生物が生息しない、または少ないサイトに対しても、予め培養した微生物を汚染地下水に注入するバイオオーグメンテーション「クリオーグ・パワーバイオ法」を開発し、実用化しています。
クリタは、土壌や地下水の汚染調査から、その土地に最適な浄化手法の選択・実施まで、お客様のニーズに合わせてトータルなサービスを提供しています。土地を掘り起こさずに地中の微生物の力を活かして浄化を行う嫌気性バイオ法や、揮発性有機化合物で汚染された地下水を迅速で確実に処理する原位置酸化分解法など、お客様の工場が操業した状態でも汚染源を特定し、安全に浄化処理する商品・技術を各種ラインナップしています。
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2023年4月1日に、栗田工業の土壌・地下水浄化事業を、クリタグループのランドソリューション社が事業承継いたしました。詳細は2023年1月31日付けプレスリリースをご参照ください。
嫌気性バイオ法
原位置酸化分解法
トリクロロエチレンなどの揮発性有機化合物によって汚染された地下水および土壌を、現位置において分解・浄化する技術です。低コストで、しかも極めて短期間に浄化処理を実施できます。