栗田工業株式会社(本社:東京都中野区 社長:門田 道也)は、本年4月にスタートした中期経営計画「MVP-22(Maximize Value Proposition 2022)」において、「水資源問題の解決」「持続可能なエネルギー利用の実現」「廃棄物の削減」「産業の生産技術進歩」を重点的に取り組むべき課題と捉え、社会との共通価値の創造に注力しています。
このたび、産業廃棄物処理事業者である株式会社富士クリーン(本社:香川県綾歌郡 社長:馬場一雄 )において、「持続可能なエネルギー利用の実現」に貢献する「縦型乾式メタン発酵技術(KURITA DRANCO PROCESS®)」を採用した施設を完成し、10月より運転を開始する予定です。本施設は、産業廃棄物および一般廃棄物をメタン発酵させて生成したバイオガスを発電燃料およびボイラ燃料として有効利用するもので、発酵残さは既存の焼却施設で処理されます。縦型乾式メタン発酵施設としては国内最大規模(発酵槽3,000m3)であり、本技術導入により株式会社富士クリーンは、温室効果ガス削減効果を約10,000t-CO2/年と見込んでいます。