技術開発発表論文

ポリアミド逆浸透膜の透水性を分子動力学シミュレーションで評価した。高圧条件では現実の逆浸透膜と同等の透水性が得られたが、低圧条件では10倍程度高い値が得られた。

ドリームポリマーによる省エネ、節水、CO_２削減が実現できる製品紹介記事。

ボイラや蒸気系の防食剤として用いている皮膜形成アミン(FFA)の金属面に対する吸着に関して、吸着機構と微視的構造の解明に取り組んだ結果を報告する。

嫌気処理の概要と当社の乾式メタン発酵技術を紹介する。

本発表の内容は、製鉄所などの原料ヤードのDXに向け協創を開始したことの発表であり、日立が持つ原料在庫量測定技術や、現在協創中の水分リスク予測、予測に基づくソリューション適用等の概要について説明する。

クリタのメタン発酵技術を紹介し、乾式メタン発酵技術を少し詳しく紹介する。

本講座は、排水処理に携わる、エンジニア・技術・研究・設計・施設・工務の担当者を対象に、排水処理装置設計の基礎事項と、総合的な知識について、事例を含めながら解説する。

重金属による大規模汚染土壌に対して『不溶化埋め戻し措置』を主体とした対策をおこなうことで広範囲に点在していた区域指定の範囲を46,000m²から21,450m²まで53%削減し、約15万m²の土地を有効活用可能な状態とした。

InP基板表面の酸化抑制のため、各種機能水で浸漬試験を行った。結果は、pHとORPを下げた機能水で浸漬することにより酸化を抑制できることがわかった。またそのメカニズムをXPS分析から推察した。

中東で実施したIK-110とS.sensing IKに関する現場試験の発表。

ROのバイオフィルム抑制技術として、IK-110とEC-503の組み合わせ効果についての発表。

めっき排水処理に関して、一般的技術解説を行う。

当社の乾式メタン発酵の概要説明とKIHの紹介。

古紙利用時に発生する障害に対する、当社のS.sensing、データ解析による予兆診断解析と、対策のための薬品や処理技術の紹介を行う。

一般的にはヒドラジンの脱酸素効果は高温条件でなければ発揮されないとされている。しかし、建築設備に用いられる鉄や銅などの配管材質やこれらから溶出したイオンの存在により、ヒドラジンの脱酸素反応は促進される。単純化した実験をもとにこれらの影響を検討した。

タイロン樹脂を用いて水中のケイ酸除去を検討した。タイロン樹脂は広いpH範囲（pH 2〜10）で強力なケイ酸除去能力を発揮し、再生プロセスでは、酸処理（pH 2、HCl）によってTiron樹脂からケイ酸を簡単に除去でき、弱アルカリ処理（pH 8、NaOH溶液）を使用してケイ酸除去能力を回復する事ができた。また、これらの反応に他のアニオンは影響しなかった。

次世代半導体デバイス製造に必要な最新のウェット処理技術として、機能性水技術を用いた次世代半導体の配線材料である
Co、Moの極微量溶解技術について発表する。

超純水中およびウェハ上微粒子の解析結果を基に、微粒子管理に向けて最適なイオン交換樹脂を選定する事の重要性を報告する。

相馬共同火力発電(株)新地発電所1号ボイラの化学洗浄において、クリフレッシュR1の適用、水洗工程の改善を行い、化学洗浄後のクリーンアップ時間を36時間短縮した。

Semiconductors are becoming increasingly miniaturized and structurally complex. During their manufacture, isopropyl alcohol (IPA), which has a low surface tension, is often used to prevent structural corruption during cleaning. A previous study [1] examined the removal of impurities (silica nanoparticles (SNPs)) in IPA/water solutions using an anion exchange membrane and reported the removal mechanism. That study found that SNP removal in high ratio IPA was difficult. In the present study, SNP removal in IPA was tested using three different cation exchange membranes, and the differences in their removal performance were evaluated. Zeta potential measurements and molecular dynamics (MD) simulations were performed to elucidate the removal mechanism, and membrane surface-SNP interactions were evaluated by atomic force microscopy (AFM). The zeta potential of the cation exchange membrane in IPA was positive. The reason for this phenomenon is discussed based on the results of MD simulations. The results suggested that Na+, which is the counter ion in the ion exchange group, remains near the membrane surface. The difference in the removal ratio between the cation exchange membranes was examined by AFM, suggesting that the tentacle effect of the graft chains on the surface suppressed the re-desorption of SNPs once adsorbed, contributing to the high removal ratio. These results are expected to contribute significantly to developing membranes with a high removal rate of SNPs in IPA.

微生物腐食の抑制にはバイオフィルム対策が重要である。本発表では、安定化酸化剤系抗菌剤と有機系抗菌剤、またそれらの組み合わせ処理の効果と作用機構について評価を実施した結果について報告する。

乳牛糞尿を原料としたメタン発酵から排出される消化液処理への連続式一槽型Anammoxプロセス適用をパイロットスケールでの実証試験にて検討を行った。遠心脱水処理後の脱水ろ液を希釈することにより、窒素除去負荷 1.6 kg-N/(m³・d）以上の性能が得られることを確認した。本プロセスは一般的な硝化脱窒プロセスと比べて処理性能が高く、消化液処理に対して画期的な処理技術を提供する。

水溶液中におけるケイ酸の状態を高感度で簡易に捉える事を目的に、溶媒と共にイオン化を行えるとされるコールドスプレー法（CSI-MS）と合わせてESI-MSの適用を検討した。

分子動力学シミュレーションにより、ポリアミドRO膜表面へのペプチドの吸着挙動の解析を行った。

メチルエステル基を有するジアミンを用いて界面重合を行った後でメチルエステルを加水分解し、高透水性と高阻止性を有するポリアミド膜を作製する方法において、製膜条件を検討した。

醸造排水汚泥を対象とした嫌気MBRのベンチスケール試験において膜汚染挙動を求めた。中間閉塞モデルで近似される有機系汚染と、中間閉塞モデルにおける閉塞係数の増加で表現される無機系汚染で整理することができた。

飲料工場UASB装置の汚泥浮上などの故障リスクを定量評価し、電力消費など他のコスト項目と統一的に解析できる計算モデルを構築した。UASB装置への負荷上昇幅に制限を設けたシミュレーション事例では、故障リスクの低減に加えて電力と汚泥処分費も低減できた。

ポリアミドRO膜に対する水の配向性と汚染物質の吸着性をシミュレーションによって明らかにし、耐汚染RO膜の作製を行った。余剰酸クロライドとジアミノアルカンを反応させることによりRO膜表面のカルボキシル基を減少させ、アミド基をを増加させている。

Kurita Dropwise Technologyについて技術の特徴および効果について概略を説明し、実機への適用事例を交えて技術的な優位性および、本技術の生産性向上および蒸気原単位改善による経済的メリットおよびCO_２削減効果について広く発信する。