基盤技術防食技術

ボイラ水や冷却水の水系にある、配管や熱交換器などの腐食を防止する、水処理薬品分野の技術。

たとえば、ボイラ水では、水中の溶存酸素が配管などの金属と反応し金属が溶け出すことで腐食が生じ、塩素イオンなど腐食性のイオンが存在するとさらに腐食が促進されます。
防食技術は、添加した薬品の成分が、腐食の原因となる溶存酸素や腐食を促進するイオンなどと反応して異なる物質に変えることで、腐食の要因を除去したり、薬品の成分と金属との反応によって生成した物質が、金属表面を覆う皮膜を形成することで腐食を抑制する技術です。
クリタは防食技術を深耕し、様々な条件に対応したボイラ薬品や冷却水薬品の開発につなげています。