技術開発発表論文

弊社は廃棄物焼却設備から生じる排ガスや飛灰の適正処理を目的とした薬品・制御システムを提案・販売している。水俣条約の発効に伴い、排ガスへの水銀規制が導入された中で顕在化してきた、飛灰からの水銀溶出という課題に対する取組を紹介する。

クリバーターIK-110とクロラミンによるRO膜の劣化性を比較、評価し、各イオンの透過性に劣化傾向は見られず、また、膜表面分析を実施し臭素の影響は見られないことを確認した。クリバーターIK-110は膜劣化を引き起こさず、スラコン処理が可能である。

抄紙工程から排水工程までを含めた工場全体の水質を、当社独自技術であるS.sensingシステムで監視・解析・管理することで、操業の安定化に寄与させた事例を紹介する。

シリカ、ホウ素除去に特化した新型KCDIに関して除去機構の説明を交えて紹介する。また、T-Si 20ng/L、ホウ素1ng/Lまで分析できる当社の分析技術について発表する。

栗田の最先端超純設備の新規技術を伴う最新フローについて発表する。

これまで当社が係わった微生物腐食に関する以下の検討事例を紹介する。1）化学工学会　装置材料委員会　腐食分科会で過去に実施したアンケート調査の概要。2）冷却水系を中心とした淡水環境における微生物腐食の検討事例と対策

展示会（バリシップ2019　5/23-26　於愛媛）で開催されるセミナーで当社技術を紹介する。

開放循環冷却水系において、従来水処理薬剤では残留カーボン量が多い銅管に孔食が発生したのに対して、新規水処理薬剤を適用することで残留カーボン量が多い銅管に対しても腐食抑制が確認できた実機評価試験結果について報告する。

栗田工業が持つクラフトパルプ化工程のソリューションについて、机上、実機試験において良好な効果を発揮した事例を紹介する（スケール防止剤、ピッチコントロール剤、パルプ洗浄剤）

ナノ細孔を有する基材に水チャネルの一種であるアムホテリシンBを担持させて、RO膜を作製した。リポソームと基材を接触させる方法を工夫することで、透水性と阻止性を高めることができた。

AA/AMPSのリン酸カルシウム分散機構を原子間力顕微鏡（AFM）を用いて検討した結果を報告する。

石油プロセス設備における塩の析出に関して、その発生機構、障害ならびに対策法について解説する。

近年、スーパー認定制度等により製油所の長期連続操業化が進んでいる。腐食や汚れ等の問題を未然に防ぎ、長期連続操業を達成するための手助けとなるケミカル処理について解説する。

キレート剤の薬注管理を行うことで、キレート剤の使用量削減、処理確度の向上、および環境負荷の低減が期待される。筆者らは新たな手法により簡便で正確にキレート剤の必要量を測定できる薬注管理装置を開発した。これを焼却炉に適用して20%の使用量削減ができ、処理灰は埋立基準を満足できた。