技術開発発表論文

水中のスティッキーを染色し、定量する方法を新たに見出した。この手法を用いて抄紙工程でスティッキーが成長する様子が観察され、スティッキー障害の原因箇所を特定することができ、最適な添加場所にピッチコントロール剤を添加し効果を得た。

超純水中のSiO₂微粒子がSiウェハー上に付着する機構を明らかにし、ウェハー上に付着する微粒子を増加させない超純水およびリンス方法について提案する。

栗田の開発した10nmの微粒子分析技術について発表する。
オンライン微粒子計器の性能評価結果、微粒子低減のために望ましい超純水製造システムのあり方についても併せて報告する。

電子産業プロセス工場における様々な回収技術に関し紹介すると共に、工場における効率的なファシリティー運用方法に関し提案する。

半導体工場を模擬した排水の活性汚泥処理試験において、汚泥の菌相解析とQuorum Sensingシグナル物質であるアシル化ホモセリンラクトン合成細菌のスクリーニングを行った結果を報告する。

粒状チタン酸カリウム吸着剤「モレキュライト^®SR」のSr吸着特性、物理特性及びイオン交換選択性について報告する。

チタン酸カリウム吸着剤の焼成固化体からのSr浸出特性について報告する。

石炭火力排煙脱硫排水中に含まれる放流規制物質（セレン、フッ素、ホウ素、COD）について、その処理方法を中心に説明を行う。併せて、排水処理規制についての説明を行う。

シリカを高濃度で含有する澄川地熱発電所の地熱水を用い、スラリー循環によるシリカ除去性能を確認した。アニオンポリマーとカチオンポリマーの併用により沈降速度の高い凝集フロックを生成させ、シリカ濃度を1,100mg/Lから400mg/L付近にまで軽減できた。

現在、MOSFETの性能向上のため次世代のチャネル材料としてGeの適用が検討されているが、Geは薬液で溶解しやすく、Ge溶解はデバイス性能の低下を招く。そこで、Geチャネル上の金属残さまたはレジスト除去を想定し、まずはGe溶解挙動の解明及びGe溶解メカニズムを解明したので報告する。

スケールの分散効果と除去効果を併せ持つ新規ポリマー配合したボイラ薬品の適用事例を中心に報告する。

水質変動と操業の関係をS.sensing^®システムを用いて解析した結果、これらの関係を明確化することができた。さらに、水質を安定化させることで、操業の安定化が図れた事例を紹介する。

過去の展示会で用いてきた「ドリームポリマー」、「クリタイト」のポスターとあわせて、パネル展示を行う。

本報は日本イオン交換学会の技術賞受賞論文であり、福島第一原発の汚染水処理に向け開発した当社Sr吸着剤「モレキュライト^®SR」の高塩類濃度のおけるSr吸着特性や耐放射線性について解説する。

UPWと機能水で洗浄したシリコンウェハにSiGeをエピタキシャル成膜した結果、機能水洗浄したウェハのほうがSiGeエピ品質が優れていることが分かった。

空気調和・衛生工学会"空調配管の信頼性向上と腐食・劣化データベース小委員会"で実施した「冷却水系統の運転管理」に関する水処理会社へのアンケート調査結果を報告する。

液晶基板製造排水からリン酸を回収するに当たり、逆浸透膜を適用することで濃縮と分離・精製が同時に行えることを見出し、実用化につなげた。濃縮と分離・精製が同時に起こることは電気的中和条件下での能動輸送原理に基づいている。リン酸処理薬品と汚泥削減に成功、実装置も順調に稼働中である。

当社で開発した高速凝集沈殿装置（SEDIMAX-SP）の概要とパイロットスケール試験における処理結果の紹介を行う。鉄鋼系集塵排水において、LV80m/hrまでが可能、原水SSが50～3810mg/lで変動したときも安定処理が可能。

硫酸溶離、電気透析及び電着処理を組み合わせた放射性廃樹脂の除染システムを提案する。
カチオン交換膜を積層した電気透析槽を用いることで、システムの処理速度を向上できる。

福島第一原発の汚染水処理の多核種除去設備における前処理プロセスの稼働率向上、二次廃棄物発生量低減を目的としたスラリー循環式凝集沈殿槽追設の効果を模擬水/実汚染水による通水試験で検証した。

福島第一原発汚染水処理向け当社Sr吸着剤の性能評価の為、実汚染水を使用した現場実証試験を行ったので報告する。

電解硫酸を適用することで、従来の封孔処理に比べ、短時間で、かつ、きちんとアルマイトで封孔することができる。

MF/UF膜及びRO膜運転における課題である濁質、有機物による汚染を防止して安定処理を行うために凝集処理が有効である。凝集剤制御方法、有機系凝集剤の適用など安定運転化に向けた凝集処理方法を発表する。

実機RO設備において酸化劣化したRO膜に補修剤クリバーターRCを適用することで、低下した脱塩率を回復させ、膜交換コストを削減することに成功した。

当社薬品クリバーターIK－110の特徴と海淡プラントでの事例紹介。

製紙工場の臭気問題の特徴と、製紙工程や排水処理に与える悪影響を解説する。 その対策としてステンチカットによる消臭対策、ファジサイドによる微生物コントロール、クリファコスERによる腐食対策を紹介する。