Press Release

2018年

2018年8月6日

クリテックサービス㈱三重事業所建設地における土壌調査の結果について

栗田工業株式会社(本社:東京都中野区 社長:門田 道也)は、当社子会社であるクリテックサービス株式会社(本社:大阪府大阪市中央区 社長:土野 淳、以下クリテックサービスという)の三重事業所敷地内(いなべ市大安町鍋坂字下川原2322番1、2322番2)での新工場建設に伴い、クリテックサービスとともに自主的に土壌調査を実施しました。その結果、ふっ素およびその化合物、六価クロム化合物による土壌汚染が確認されたため、8月6日に三重県に調査結果を報告しました。

1.調査結果

クリテックサービスの三重事業所において、駐車場として使用していた土地(借地 *)に新工場を建設するにあたり、自主的に土壌調査を実施したところ、次のとおり、三重県生活環境の保全に関する条例で規定する土壌溶出量基準に適合しないことが確認されました。

【ふっ素及びその化合物】
調査45区画中31区画で基準不適合。
土壌溶出量0.81~2.0mg/L(基準値0.8mg/Lの最大2.5倍)

【六価クロム化合物】
調査23区画中1区画で基準不適合。
土壌溶出量0.06mg/L(基準値0.05mg/Lの最大1.2倍)

当該土地をクリテックサービスは駐車場として使用しておりましたが、それ以前は竹林であり事業用途で使用された履歴もないことから、ふっ素および六価クロムによる土壌汚染の原因は不明です。
尚、地下水汚染の有無を確認するため、敷地境界下流側に観測する井戸を設置し、地下水を計測しましたが、汚染は確認されておりません。

  1. *:

    当社は土地所有者と借地権設定契約を締結しております。当社はその土地および建物をクリテックサービスに貸与しております。

2.対策について

当該土地はアスファルト等による舗装、一部応急処置としてシートによる養生を実施し、雨水等による地下浸透と汚染土の拡散を防止します。シート養生による応急処置を実施する箇所は本年中にアスファルト等による全面舗装を行います。
また、地下水についてはモニタリング調査を実施し、周辺への影響について監視いたします。

≪本件についてのお問い合わせ先≫

  • 栗田工業株式会社 経営企画本部企画部広報課
    担当:小野 陽一 TEL:03-6743-5487
  • クリテックサービス株式会社 事業本部
    担当:水野 隆 TEL:06-6228-4947