Press Release

2014年

2014年10月27日

ドイツBK Giulini GmbHの水処理薬品、紙プロセス、アルミナ化合物事業を買収
~欧州における事業基盤を強化~

栗田工業株式会社(本社:東京都中野区 社長:中井 稔之)は、ドイツBK Giulini GmbHの水処理薬品事業、紙プロセス薬品事業、アルミナ化合物事業の買収に関する契約を、同社及びその親会社のIsrael Chemicals Limitedと締結いたしました。

買収対象は、BKG社の水処理薬品、紙プロセス薬品及びアルミナ化合物の製造・販売及び研究開発に関わる事業です。欧州を基盤とした事業であり、ドイツ、トルコ及び中国に製造拠点を有するほか、ドイツに開発拠点、欧州を中心とした世界9か国に販売拠点を有しております。2013年度の売上高は約177百万ユーロ(約240億円)であり、本買収により譲り受ける従業員数は約464名の予定です。

買収金額は250百万ユーロ(約340億円)から、最終的に引き継ぐ運転資本等を調整した金額となります。買収の完了は、2014年12月末を予定しております。

当社グループの欧州を中心とした海外事業の基盤が強化されるとともに、技術・商品の補完によるシナジーの創出が期待されます。本買収により、当社グループの連結売上高に占める欧州の割合は10%程度にまで拡大することになります。また、両社が有する商品を相互に販売することで、売上高が伸長することに加え、それぞれの保有技術の融合により商品力のさらなる強化と、新たな商品・サービスの開発が期待されます。

当社グループは、海外事業の基盤を強化し、国際競争を勝ち抜く企業グループとして更なる飛躍を目指すとともに、お客様に提供する水処理の総合的なソリューションを拡充していきます。