技術開発発表論文

担体嫌気処理プロセス（バイオセーバーTK）について、開発経緯から装置フロー、作用原理、環境負荷低減について紹介する。

有機物濃度の低い排水や、低級アルコールなどグラニュールを形成しにくい成分が主体の排水など、従来の嫌気性処理の適用が困難であった対象にも適用可能な新技術「バイオセーバーTK」について、電子デバイス工場排水回収への適用事例を基に紹介する。

当社の会社・事業概要を説明後、先端エネルギーデバイス製造に関わる超純水およびプロセス向けウェット技術の概要を紹介する。

複数の種類の有機塩素化合物に汚染された地下水を用いて嫌気性バイオレメディエーションによるラボ実験を行った。物質によって分解の開始までにタイムラグがあり、クロロホルムによる阻害のためと考えられた。

重金属（As、Cd）汚染地下水の拡大防止のため、稼働中工場内で薬剤注入による透過性地下水浄化壁を施工した。本報では施工後7年間、浄化壁の効果を検証した結果を報告する。

重金属等に対する透過性地下水浄化壁の地下水ミネラル成分析出による性能劣化に関して、劣化挙動を定量化し、性能劣化を考慮した透過性地下水浄化壁の設計を可能にした。

実規模のPCE汚染地下水浄化において、DHC菌を利用したバイオオーグメンテーションを適用した。
観測井戸におけるモニタリングの結果、バイオオーグメンテーション施工後、施工後最長9カ月でPCE、TCE、DCE、および塩化ビニルモノマーがそれぞれ環境基準に適合した。

塩素などの酸化剤により化学劣化したRO膜の脱塩率を、膜交換をすることなく薬品を添加することで回復させる「劣化膜補修剤」に関する研究結果を報告する。

クリバーターIK-110による排水回収ROの安定運転が達成された事例（シンガポールと台湾）について紹介する。

石油精製装置のプロセスで発生する汚れについて、発生メカニズムとその緩和に用いられる汚れ防止剤について、機能別に解説する。また、一般的にそれぞれの汚れ防止剤がどの装置にどのように用いられるかについて紹介する。

当社薬品クリバーターIK-110の特徴と事例を紹介する。

アルカリ低減型の酸性ガス処理剤とリン酸系重金属固定剤とを組み合わせ、薬剤処理の最適化を検討した結果について述べる。
また、実機での飛灰アルカリ度低減による重金属固定剤の削減効果、重金属固定処理の長期安定性向上についても述べる。

古紙に含まれる粘着物質（ピッチ）に対しフェノール樹脂水溶液が良好なピッチコントロール効果を示す。
この度ピッチと反応しやすいフェノール樹脂の最適な構造及びピッチと反応する時の樹脂の状態について新たな知見を見出した。

抄紙工程におけるスライムコントロール技術の歴史・変遷について概説し、近年の動向と適用技術として、ファジサイド、クリキラーSIおよびS.Sensingの適用方法について説明する。

ポリアミド逆浸透膜の膜汚染機構を分子動力学による解析、凝集、表面修飾、洗浄による膜汚染対策、また、塩素等で劣化した膜の補修技術の紹介を行う。

株式会社石垣の要望を受け、相手方の装置や凝集剤選定担当の技術者らに対し、脱水処理、脱水剤の基礎的な講義を実施する。

フッ素含有排水の処理に関して、当社保有の処理技術、資源回収技術（フッ化カルシウム回収、水回収）の概要について紹介する。