技術開発発表論文

種々のガスを溶解させた機能水でサファイア基板を洗浄し、表面パーティクル除去率を計測した。
その結果、従来のSiウェハと異なり、水素水に加え窒素水が好適な結果となった。

スライムコントロール剤の有効成分として酸化剤の安定化に着目。腐食性低減、スライムへの浸透性を確認した。そのスライムコントロール剤を用い、冷凍機の水側からの汚れによる効率低下を改善した事例を報告する。

化学系排水は含まれる有機物が特定の成分に偏っている場合があり、従来のグラニュール法では処理不良に陥る場合もある。
担体嫌気性処理プロセスを用いて、低分子有機物（酢酸、メタノール）を含んだ排水の処理を行った結果について報告する。

建築設備で使用される水に関連して、日本国内の水質および世界の水質について、その水質に影響を与える要因について述べる。さらに、トピックスとして最近利用拡大が進んでいる海水や排水、地下水、下水処理などのRO処理水について述べる。

バイオファウリングの発生した設備に対してクリバーターIK-110を適用し、改善した事例を紹介する。

製鉄所や発電所のヤードでは石炭山からの粉塵防止剤としてコーティング剤が使用されている。
コーティング剤の遮水性を改善することで水分上昇防止や流炭防止が実施できることから、新薬剤としてクリフォームW-105を開発した。その試験例を紹介する。

製鉄所では様々な箇所でスケール防止剤を適用しているが、SS濃度が高い水系では十分な効果を発揮することができなかった。SSによる薬剤の消耗が原因だが、その影響を受け難い薬剤としてカレントアップG-111を開発した。その試験例を紹介する。

ボイラおよび周辺設備の腐食・防食に関する一般的解説を行う。

火力発電所では、回収ドレンに含まれるスケールに起因すると想定されるボイラ管の熱損傷事故が発生している。対象となる高温ドレンに適用可能な除鉄フィルタを開発し、産業用ボイラで性能評価試験を実施した。その結果について発表する。

平成6年度に発行されている「火力発電所の保守」の改訂版。基本的な内容に変更はないが、その後汎用化された設備について一部追記した。

半導体やFPD製造工程で使用されている機能水について、種々の溶存ガスと効果、用途などについて、データとともに概説する。