ホウ素およびホウ素化合物について
環境基準と排水基準
- 環境基準
1mg/L(平成11年2月項目追加) - 排水基準
海域以外 10mg/L 海域 230mg/L
(平成13年7月施行・・・業種により3年間の暫定期間) - EPA農業用水基準
0.75mg/L(穀物、柑橘類に対する被害の防止)
物性と人体への影響
- 元素記号
B - 原子量
10.81 - 性状
自然界では単体(B)で存在せず、ホウ酸(H3BO3)、ホウ砂(Na2B4O7)などのホウ素化合物として存在する。 - 水中形態
酸性でホウ酸として溶解しており、アルカリ性になるとホウ酸イオン(B(OH)4-)として存在する。また、酸性でフッ素の共存により一部フルオロホウ酸(HBF4)を形成する。 - 毒性
過剰摂取により、嘔吐、腹痛、下痢及び吐き気などの障害を生じる。