このお客様は当初、地下水揚水と真空抽出法による浄化対策を3.5年継続していましたが、濃度低下が小さく、浄化終了の目処が立ちませんでした。
そのご土地売却の方針決定に基づき、早期に浄化終了する必要が生じた為、浄化加速対策として、嫌気性バイオ法を採用しました。その結果、嫌気性バイオ法開始後1.5年でサイト内の全ての観測井戸の揮発性有機化合物を環境基準以下にまで分解することができ、予定通り土地売却を完了させることができました。最終的には、行政立ち会いのモニタリングにて、全井戸の環境基準達成を確認し、浄化終了を認めていただいております。
- ・方 針:
- 短期に浄化
- ・契 機:
- 土地売却
- ・業 種:
- 電子機器製造
- ・汚染物質:
- TCE、cis-1,2-DCE
- ・対象面積:
- 15,000m2
従来の揚水をこのまま継続しても基準クリアするには今後30年の年月が予測とされ、先が見えませんでした。
浄化加速技術を適用することにより短期間で基準クリアする見通しが立ちました。