持続可能なエネルギー利用を実現する気候変動問題への取り組み

基本的な考え方

クリタグループは、気候変動問題を世界共通で取り組むべき喫緊の課題と捉えており、TCFD 提言に基づき、事業活動に伴って発生する温室効果ガス(GHG)の排出の継続的な削減と、事業を通したお客様における GHG排出削減に取り組んでいきます。

推進体制

クリタグループは、当社の常務取締役を委員長とするE&S(Environmental & Social)委員会を設置し、クリタグループにおける気候変動問題への取り組みを統括しています。気候変動問題への取り組み全般の監督を担う取締役会は、E&S委員会から原則として年2回の報告を受け、必要な施策を決定します。

機会とリスクを踏まえた施策

クリタグループは、IPCC SR1.5およびIPCC RCP8.5 が描く2種類のシナリオ(1.5℃および 4℃)※1 に基づき、「発生可能性」と「影響度」の2軸で短期・中期・長期※2のリスクと機会および事業への影響を評価し、クリタグループの施策を策定しました。

  • ※1 気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)が予測する、工業化以前の水準からの気温上昇が 1.5℃となるシナリオおよび最も気温上昇が高いシナリオ。
  • ※2 短期(1~3年)、中期(3~5年)、長期(5~20年)と設定しました。

指標と目標

クリタグループは、CSR に関する取り組みを推進するため、重点的に取り組む7つのテーマをグループ共通の「CSR に関する方針」に定めています。気候変動問題への取り組みとなるテーマ5においては、パリ協定に沿った取り組みとするため、SBTiが示す手法に沿い、2019年度を基準年として「Well-below 2℃ 水準(2℃を十分に下回る水準)」にて長期目標を設定し、Scope1、2 および Scope3 の削減に取り組んでいます。

  • ※ 企業に対し、気候変動による世界の平均気温の上昇を、工業化以前と比べ 2℃を十分に下回るレベルに抑えるという目標に向けて、科学的知見と整合した削減目標を設定することを推進するイニシアチブ。

目標達成に向けたスケジュール

指標の基準年となる2019年度におけるクリタグループのCO2排出量は、Scope1、2が約1%、Scope3 が99%となっています。Scope1、2は、その大半はScope2の電力由来によるものであるため、再生可能エネルギー電力への切り替えを進めると共に、ガソリン車から電気自動車に順次切り替えていきます。
Scope3は、約70%はカテゴリ11「販売した製品の使用(主に水を送るために用いられるポンプなどの回転機)」によるものであり、クリタグループの競争優位性向上との両立を図るため、CSVビジネスの仕組みを活用してお客様に提供するソリューションの低炭素化を推進していきます。