これまで当社は、排水処理装置の導入コストを削減するため、処理技術や処理システム(ソフト)の高効率化に取り組んできました。しかし、排水処理装置の主要構成機器である水槽類(ハード)は、一部商品を除き、現地工事を必要とするオーダーメードのコンクリート製水槽を採用していたため、導入コストの削減が困難とされてきました。
「標準型排水処理装置」は、タワータンクを含む各構成機器の仕様や図面が統一されており、製作工場で各ユニットの配管・配線等まで組み上げられた状態でお客様の工場に搬入されます。そのため、現地工事は各ユニットを配置し、連絡配管と電気配線工事を行うだけの非常に簡素なものとなり、従来は一般的に6ヵ月程度要していた土建工事の着工から試運転完了までの期間を3ヵ月程度に短縮するとともに、導入コストを当社の従来型排水処理装置に比べて40%削減します。