Press Release

栗田工業株式会社（本社：東京都新宿区、社長：藤野宏）は、中国に水処理装置の製造拠点となる新会社「栗田工業（蘇州）水処理有限公司（英文社名：KURITA WATER INDUSTRIES （SUZHOU）LTD．、以下クリタ蘇州）」を設立します。同社設立の目的は、中国国内のお客様に対し、高品質かつコスト競争力のある水処理装置を迅速に供給することです。
近年、国内製造業各社による中国への生産拠点の移転が進んでおり、それに伴い同国における水処理薬品・装置に対するニーズが急速に拡大しています。当社はこれらのニーズに対応するため、1995年5月に水処理薬品の製造・販売会社である「栗田工業（大連）有限公司」を、2001年12月に水処理装置の販売・メンテナンス会社である「栗田超純水設備（上海）有限公司」を設立し、事業を展開してきました。今回の新会社設立によって、当社グループとして水処理薬品・装置の製造から販売、メンテナンスまで、一貫した事業体制が整い、当社グループの強みである「総合力を活かしたソリューションビジネス」を同国においてもより強力に推進していきます。
当社は中期経営計画「PA－5」において「国内外における攻めの事業展開の加速」に取り組んでおり、同国に進出した日系企業をはじめとする製造業各社に対し、日本国内と同様の質の高い商品・サービスを提供することによって同業他社との差別化を図り、500億円以上と予想される同国の水処理薬品・装置市場におけるトップシェアを目指します。さらに将来的には、クリタ蘇州で製造したコスト競争力の高い水処理装置を日本に逆輸入することによって、国内のお客様のコストダウン要求に対応していく予定です。
当社では、今後も成長が見込まれる中国をはじめとするアジア市場を中心として、積極的に海外での事業を展開していきます。

以上