テレビやパソコンに使われている半導体や液晶などの製造に欠かせない「超純水」。クリタは、これまでの「超純水製造装置の販売」というビジネスのやり方を変革し、お客様が求める「超純水そのものを売るサービス」へと進化させています。「装置」を売らず、「水」だけを売る。これがクリタの超純水供給事業です。
電子機器の急速な技術革新が進む中で、半導体や液晶などの製造に使われる超純水は、常に水の純度を高めることが求められています。また、超純水は製品の歩留りに大きく影響するきわめて重要なものであることから、お客様にとってはそうした超純水を安定的に使用することが不可欠になります。
これらのニーズに対して、従来お客様は水処理装置メーカーが製造する「超純水製造システム」を購入していました。しかし、お客様が本当に求めているものは装置ではなく「超純水そのもの」です。そこで、クリタが生み出したのが「超純水そのものを売るサービス」、すなわち「超純水供給事業」です。
超純水供給事業とは、超純水製造システムの建設・設置から運転管理､メンテナンスに至るまでの一切をクリタにお任せいただき、超純水の安定供給の対価としてお客様から料金をいただくものです。
水処理に関する最先端の技術力と運転管理・メンテナンスの豊富なノウハウを有する、水の専門家であるクリタだからこそ実現できるこの事業は、多くのお客様からご採用いただき、順調に事業を拡大しています。
この事業では超純水に関わる水処理のすべてをクリタに任せることができるため、お客様は「装置」を購入して保有する必要はありません。また、クリタが現場でお客様と接し、きめ細かな運転管理・メンテナンスを行うことで、水処理に関わる人材育成、運転管理といった負担も同時に軽減できます。
お客様は経営資源を本業に集中できる、これがお客様にとって最大のメリットといえます。
市場環境がスピーディーに変化する中で、今後お客様のニーズはより高度に、かつ多様化していくことが予測されます。クリタは、超純水供給の安定化と効率化を追求することでお客様のメリットを拡大していくともに、水に関わるトータルソリューションを提供していくことでお客様の本質的なニーズに応え、さらなる顧客満足の向上と信頼関係の強化を目指します。
