技術開発発表論文

環境問題（粉塵抑制対策）について講演。栗田工業として問題発生箇所・発塵対象により適用する対策・薬品をアレンジしていく必要があることを説明し、適用薬品の効果について紹介する。

電着法により、廃液中の金属イオンおよび放射性物質を、電極上に安定固定化・回収する放射性廃液処理技術の開発状況を報告する。特に、放射性廃樹脂を硫酸溶離し、溶離廃液中の金属を電着回収する技術について紹介する。

当社保有のメタン発酵技術について、技術説明と事例を紹介する。

栗田工業における逆浸透膜の汚染物質の解析結果、洗浄技術、および補修技術の紹介を行う。

炭素鋼部材の化学除染において、廃樹脂量を低減するために、陽イオン交換樹脂中の鉄イオンをギ酸ヒドラジン混合溶液により溶離再生し、更に電極表面に電析させる方法を見出した。

石炭火力排煙脱硫排水中に含まれる汚濁物質（セレン、フッ素、ホウ素等）について、その処理方法を中心に説明する。併せて、排水処理規制についての説明を行う。

廃棄物焼却施設の焼却残渣に起因している最終処分場での浸出水CODや処理灰の長期安定性等の環境負荷問題を低減できる技術として、Na系酸性ガス処理剤と無機リン酸系飛灰処理剤の組合せ技術による有効性と適用事例を紹介する。

新しい嫌気処理プロセスである担体嫌気プロセス（バイオセーバーTK）を紹介する。
従来のグラニュール法では処理が困難であった排水に本プロセスを適用し、安定処理が可能になった。

近年、海外を中心に皮膜性アミンを用いたボイラ水処理への関心が高まっている。
本発表では、皮膜性アミンを配合した当社ボイラ薬品セタミンの特長とその適用事例を紹介する。

めっき排水処理に関して、一般的技術解説を行う。

• 石炭の水分上昇防止対策としてコーティング剤を散布し、雨を石炭に浸透させ難くする方法を検討した結果、使用する樹脂エマルションに最適な粒子径分布があることを見出し、実際の石炭山において効果を実証した。
• 吸水性ポリマーを添加することで高水分の石炭がボイラ給炭ラインで詰まることを抑制できることを実証した。

弊社のピッチコントロール剤「スパンプラスFTシリーズ」は、従来適切な処理方法が無かった、DIP製造工程でのピッチ除去が可能な薬剤である。本薬剤の特長と実機へ適用し顧客の障害を改善した事例を紹介する。

汚泥減量型好気処理プロセスは、微小動物を維持可能な担体を採用し、排水の種類、濃度に関わらず安定して特定の生物相を維持でき、食品排水以外にも適用範囲を拡大した。
本稿では、プロセスの原理と特徴、処理性能について概説、紹介する。

ケイ酸のイオン交換樹脂内での重合をNMRで観測すると、試料により緩和時間が変化する。
この緩和時間と重合の形態について考えを述べ、議論する。

近年の市場動向の変化に対し、規格型タワータンクの開発内容を紹介。規格型タワータンクのコンセプト、性能確認の内容、納入後の処理状況と、今後の海外市場展開に向けた課題の投げかけ。

良好な防食効果を発揮するポリマーのスルホン酸モノマー比率は水質によって異なる。
最適比率のポリマーを用いた際に形成される錆は緻密であり、防食成分を多く含むことが分かった。

電気脱イオン装置の弱イオン成分であるシリカが装置内でどのように低減していくのかを実験結果と物質収支・反応速度式で考察した。

装置と薬品の総合力を生かしたクリタにしかできない商品である排水回収技術や、産廃費削減に有効なBP-SRや蒸発乾燥機を紹介する。

H₂O₂除去超純水(ナノセイバー使用）は従来超純水（H₂O₂を10ppb程度含有）に比べ、SiGeエピタキシャル成膜前洗浄工程に効果的であることが分かった。

東京電力㈱福島第一原子力発電所の汚染水処理により発生する二次廃棄物の廃棄体化技術検討の一環として、スラッジや廃吸着材の模擬廃棄物を対象とした圧縮成型及び焼結固化試験を開始した。
本報告では、背景及び試験スケジュール等の本試験の概要について報告する。

東京電力㈱福島第一原子力発電所の汚染水処理二次廃棄物の模擬廃棄物を圧縮成型および加熱焼成し固化体を作製した。固化体の強度特性、減容率、表面構造、吸湿性等を測定し、圧縮及び焼結による固化技術が二次廃棄物の安定的な減容化に有用であるか評価した。

東京電力㈱福島第一原子力発電所における汚染水処理二次廃棄物の模擬廃棄物の焼結固化体に関する浸出性評価を行った。ガラス固化体等の文献データとの規格化浸出率の比較から、圧縮及び焼結による固化技術が二次廃棄物の安定的な減容化に有用であるか評価した。

東海/再処理施設で発生する低放射性廃液への当社Sr吸着剤の適用性試験を行った。
当社Sr吸着剤「モレキュライトSR」は従来吸着剤（チタン酸-PAN）より高い吸着能を示した。

硫酸溶離、電気透析及び電着処理を組み合わせた放射性廃イオン交換樹脂の除染システムの開発状況について報告する。小スケール廃樹脂処理試験により、一連処理の繰り返し安定性を確認できた。

親・疎水性および酸・塩基性の違いに基づいた溶存有機物の分画法と液体クロマトグラフィー有機体炭素検出法（LC-OCD）により明らかにしたRO膜汚染有機物の特徴について報告する。

逆浸透膜汚染物質の解析を行った。そして、多糖類をモデル物質として平膜試験で多糖類の膜面濃度とフラックス低下速度の関係を求め、プラントのROフラックスの低下速度の予測に適用した。

Dehalococcoides属細菌を含む嫌気性微生物群の大量培養方法と、その培養液をもちいた塩素化エチレン汚染地下水における浄化事例について述べる。

排水処理（無機及び生物処理関連）に関する一般的な基礎及び処理設備設計に当たっての基本事項の説明。

日本冷凍空調工業会（JRAIA）出版の水処理ガイドブックの紹介。
従来のJRA-GL02と違う点について解説している。