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栗田工業社員座談会

栗田工業社員座談会 若手、中堅、ベテラン、各世代からみる栗田工業

1949年の創業以来、水処理専業の企業として水に関わる様々な事業を展開してきた栗田工業。社内にはどのような風土が息づき、社員たちはどのような想いを持って働いているのか。若手、中堅、ベテランの三名の総合職社員に話を聞いた。

Q入社してからこれまでの経歴について教えてください。
渡邊: 私は入社後一年間、水処理薬品事業の営業に対する技術支援をメインとする仕事をした後、研究開発部門へ異動となりました。現在は、水処理薬品の開発に携わっています。
重田: 私は入社以来ずっと水処理薬品事業の営業畑です。新入社員の時に福岡にある九州支店に配属された後、宮崎や大阪への転勤を経て現在は本社で勤務しています。主なお客様は紙・パルプ関連メーカーです。
齊藤: 私の会社人生の中で一番長いのは営業ですね。入社して間もなく水処理装置事業の営業職として、本社で電子産業のお客様を担当しました。九州支店に転勤した後、数年して課長になり、それから約6年間営業課長を務めました。その後内務職の課長職、部長職、中国現地法人の代表などを務め、現在は人事で全社の社員研修を担当しています。
渡邊: それにしても、齊藤さんは様々な部署を経験してこられたんですね。私の入社動機のひとつに「幅広い事業を展開する栗田工業で、様々な部署の仕事を経験してみたい」というものがありましたので、少しうらやましい気がします。
齊藤: 私のような経歴は栗田工業でも珍しいと思います。渡邊さんは今から経験を積んでいく立場ですから、まだまだチャンスはありますよ。
重田: 私は、様々な部署を経験する楽しさだけではなく、「ひとつのことに打ち込み続ける」というやりがいも、栗田工業にはあると思っています。私自身は営業一筋ですが、経験を積み重ねるごとに仕事の新たな面白さを発見できています。課長を任されてしばらく経ちますが、メンバーと一緒に成果を上げることの面白さも、日々感じています。
Q栗田工業の企業風土を教えてください。
齊藤: とにかくみんな、仕事熱心です。決めたことはやり抜く、という責任感と力強さを持っていますね。地域、職種等によって多少は違いがあるのかもしれませんが、複数の部署を経験してみて、私はどこに行ってもこの風土は存在すると感じました。国内のみならず、私が代表として赴任した中国の現地法人でも同様の風土がありました。
重田: その状況、想像がつきます。私も営業として何度か異動を経験しましたが、どこでもみんな仕事熱心でした。自分で課題を見つけ、やるべきことをやる人たちが多かったですね。それから営業職社員の中には、お客様がお持ちの課題に正面からとことん向き合って、粘り強く解決策を探す風土がありますね。
渡邊: 仕事熱心で粘り強いという風土は私も感じています。その背景には、若手のうちから仕事を任されるということも関係していると思いますね。私も自分の開発テーマを持って取り組んでいるのですが、任されているからこそ大きな責任感を感じます。責任感を持って仕事に取り組むことで、粘り強く課題に向き合う姿勢が若手のうちから社員に生まれ、それが企業としての風土になるのだと思います。
重田: 確かに若手のうちから主担当者として仕事を任せることはよくありますね。とは言え、個人主義の会社という訳ではなく、社員同士、部門を超えた仲間意識も存在すると思います。九州支店時代に、部署の異動で私自身知識が全くないお客様の課題解決のため、かなり大規模な提案を行ったことがありますが、その際、上司はもちろん、技術部門の人たちも大勢手伝ってくれました。
齊藤: そのような社員同士の仲間意識は、国境を超えて存在していると私は思います。私が中国法人の代表を務めていた時は「自分が親、メンバーは家族」という意識で、「中国でナンバーワンになる」というビジョンを共有して現地採用の社員に向き合っていました。当時のメンバーとは研修などで今もたまに顔を合わせますが、その頃の心のつながりは今でも健在ですね。
Q仕事をするうえで大切だと思うことを教えてください。
重田: 管理職の立場としては、メンバーたちが話しかけやすい状況をつくることを大切にしています。ただ優しげな雰囲気を醸し出すということではなく、メンバーたちに私の使い方を理解してもらうこと。具体的には、「どうしたらいいか、わかりません」と教えてもらいに来るのではなく、「こうしたいのだけど、どう思いますか」と相談に来るように働きかけることを大切にしています。
齊藤: 任せること、任せて育てること、これは私のキャリアを振り返っても非常に重要でしたね。もちろん任せっぱなしではなく、きちんと見守っていて適宜助言はしなければなりませんが。部長になってからは、課長を育成することも大事ですが、そのさらに先にいる一人ひとりの課員との関わりも大事にしていました。なぜなら、全員私の部下ですから。そうやって求心力をつくっていくことが、組織が力を発揮するために必要なことと思ってやってきました。また、任せるということは、部下の考える力を養うということにも繋がると思いますが、この考える習慣を持つことも、仕事に取り組む上で非常に重要ですね。インターネットで検索することが当たり前になったからか、研修をしていても若い世代の人たちは早急に答えを求める傾向にあるように思います。しかしながら、実際の仕事では、あらかじめ用意された正解はありません。だからこそ、自分でしっかり考えて仕事を前に進めていくことが重要であり、この姿勢の大切さを若手社員に伝えています。
渡邊: 考える習慣は確かに大切ですね。先程、仕事を任されるというお話をしましたが、裏を返せばそれは主体的に仕事を前に進めていかなければならないということです。例えば研究開発部門には、製品の特徴を評価する手法があるのですが、その中には昔から長年使われ続けているものもあります。しかし、何も考えずにその手法を使って作業をするだけではなく、もっといい方法はないかと考えて工夫することを心がけています。そのように考えていくことにより、これまでの手法-先輩たちの知恵が詰まったその方法の素晴らしさを知ることができることもあります。
重田: 営業をしていると、お客様が水処理業界のリーディングカンパニーである当社に大きな期待を寄せて下さっていることを感じます。期待に応えるためにも、考えて提案することは大切ですね。
齊藤: 全くその通りですね。お客様の課題を見つけ、それに対して付加価値の高い提案を行っていくことが、自分たちの価値を高めていくことに繋がると思っています。現在当社は、欧州における水処理薬品関連事業の買収をはじめとして海外での事業展開をこれまで以上に進めていますが、世界を舞台に勝負する上で、この姿勢はより必要になるのではないでしょうか。
Q 最後に、学生の皆さんにメッセージをお願いします。
渡邊: 研究職には、様々な分野の専門家と呼べる豊富な知識と高い技術を持った方がたくさんいます。そのような方々に刺激を受け知識を吸収し、成長できる環境が栗田工業にはあると思います。共に切磋琢磨し、水の可能性を広げていきましょう。
重田: 今後、私たちの事業は技術的にも営業的にもグローバル化が進むと思います。ただ、国内で売れない製品は海外でも売れません。国内で実績を積み上げてきた当社の水処理技術をどんどん世界に広げていく。この大きな使命に私たちと共に挑戦する方々の応募を待っています。
齊藤: 栗田工業は、理系出身者が活躍している会社というイメージが強いと思います。しかしながら、水処理に関する知識を習得する上では、学生時代の文系、理系の違いが、入社後に大きな差となって表れることはありません。私自身文系出身で、入社後に一から水処理を学びました。いずれにせよ、勉強が必要なことには変わりはありませんが、どちらも活躍できる場だと思います。現在私は、自分自身の会社人生の集大成として、研修を担当し社員に「栗田工業のマインド」を継承していますが、皆さんにはそれを受け継いで頂き、自分たちで将来の栗田工業-自分の会社を創っていってほしいと考えています。