アンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物、硝酸化合物
アンモニア、アンモニウム化合物、亜硝酸化合物、硝酸化合物について
環境基準と排水基準
- 環境基準
硝酸性窒素と亜硝酸性窒素の合計で10mg/L(平成11年2月項目追加)
- 排水基準
アンモニア性窒素に0.4を乗じたもの、亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素の合計で100mg/L
(平成13年7月施行・・・業種により3年間の暫定期間)
- 総量規制
第5次総量規制にてCODに加えて窒素・リンを規制
(平成13年12月施行・・・目標年度:平成16年)
物性と人体への影響
- 元素記号
N
- 原子量
14.01
- 性状
自然界では窒素ガスとして空気中に78.1%(体積比)含まれる。また、各種の窒素化合物で存在し、大気・水・土壌圏において循環している。
- 水中形態
通常、アンモニア(NH4)、硝酸(NO3)、亜硝酸(NO2)の各イオンとして存在しており、微生物により酸化・還元を受けて形態が変化する。
- 毒性
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の過剰摂取により、乳幼児のメトヘモグロビン血症(酸素欠乏症や青色児症候群)及び体内における発ガン物質の生成を誘起する。また、湖沼や貯水池で富栄養化による水質悪化の原因となる。