基盤技術凝集・凝結技術

水中の微細な汚れや不純物を、処理しやすい大きさに凝集させる技術。

たとえば、排水処理では水中の懸濁物質の粒子を大きな粒子に粗大化させ、その重みで沈殿させることで、水と分離します。しかしながら、水中の懸濁物質の粒子は表面がマイナスの電気を帯び、粒子同士が相互に反発し合って安定な(沈殿しない)状態にあるため、粒子同士が集まり粗大化することが阻害されてしまいます。
凝集・凝結技術とは、添加した薬品の成分が、懸濁物質の粒子の表面に作用し、マイナスの電気を中和することで粒子同士の反発をなくしたり、粗大化し易くする技術(凝結)や、粗大化した多くの粒子を結び付けて、さらに大きな粒子へと粗大化する技術(凝集)です。

クリタは、凝集・凝結技術を活用し、様々な排水処理薬品、汚泥処理薬品を開発しています。