環境改善廃棄物を削減する

クリタグループが事業活動を持続的に行うためには、限りある資源を有効に活用していく必要があります。そのため、事業活動に伴って発生する廃棄物量を削減するとともに、発生したものは可能な限り有価物化・リサイクル化することに取り組んでいます。
また、お客様に対して廃棄物を資源として活用する技術、廃棄物の発生量を抑制する技術を提案し、社会全体での廃棄物削減を目指します。

2022年度目標

クリタグループは、事業を通じた環境負荷低減が、事業に伴って発生する環境負荷を補い、さらに上回ることを目指し、「顧客での負荷低減量-自社での負荷量」を2018年度以降の目標として設定しており、それぞれの実績値を継続して把握していきます。

顧客における廃棄物削減量
-自社での廃棄物量

100千t

SDGsへの貢献

顧客とともに

顧客環境改善活動

お客様の工場・事業所における当社および国内グループ会社の提案による廃棄物削減量の実績はグラフの通りです。これらは主に余剰汚泥発生量の少ない排水処理設備への転換や、脱水剤・脱水機による廃棄物の減量化などによるものです。2017年度は排水処理設備の受注案件が少なく、2016年度比で減少しました。

顧客事例

株式会社鯖江村田製作所様での廃棄物削減事例(クリタ明希株式会社の取り組み)

廃棄物量 95%削減

エレクトロニクス製品を製造する株式会社鯖江村田製作所様は、村田製作所グループの一員として、同グループの環境中期目標達成に向けて環境負荷低減に取り組まれています。同社では、生産品目の変更と生産量の増加に伴い、生産設備の一部から既設の排水処理設備では処理できない濃厚排水が発生し、その全量を廃棄物として処理していたため、濃厚排水の削減が喫緊の課題となっていました。
クリタ明希は、濃厚排水を減圧濃縮装置によって減量することを提案しました。本装置は減圧することによって排水の沸点を下げ、水分を蒸発させることで減量するものです。蒸発させるために加温用のエネルギーが必要となりますが、本装置では蒸気の熱をヒートポンプで回収し、加温に利用しています。本提案をご採用いただいた結果、お客様は廃棄物となっていた濃厚排水の量を95%削減することが可能となりました。

減圧濃縮装置

紙の生産プロセスのドライヤー工程について

お客様の声

横澤 大介 様

事務課 チームリーダー
横澤 大介 様

本提案により、廃棄物量を抑制しながら増産する目途がつきました。また、本提案は当社の環境委員会に報告しており、経営層からも高い評価をもらっています。
環境負荷低減は永遠の課題ですので、今後も協力をお願いします。

日本サーファクタント工業株式会社 那須事業所様での廃棄物削減事例(栗田工業株式会社の取り組み)

廃棄物量 28.5%削減

医薬品や化粧品などの原料となる様々な化学製品を製造されている日本サーファクタント工業株式会社 那須事業所様は、ISO14001の認証を取得され、継続的な環境負荷低減に取り組まれています。
同社は排水処理設備において、凝集剤の成分が主な要因となって発生する臭気と生物処理の不安定化に対応するため、突発的なpH調整や定期的な汚泥引き抜きが必要となっていました。また、薬剤の使用量も増加傾向にあり、それに伴って増加していた汚泥の削減も課題となっていました。
栗田工業は、臭気発生の主要因となる成分を含まない凝集剤の適用を提案しました。本凝集剤は汚濁物質を効率よく補足し添加量を低減できるため、凝集剤由来の廃棄物も削減可能となりました。また、弱酸性のため微生物への影響も低減されました。本提案をご採用いただいた結果、お客様は廃棄物量を28.5%削減することが可能となりました。

排水処理設備

排水処理設備

お客様の声

右/設備環境本部 環境部 部長 大桶 理一様 左/環境部 環境2グループ 富沢 勝様

右/設備環境本部 環境部
部長 大桶 理一様
左/環境部 環境2グループ
富沢 勝様

本提案により、廃棄物量の削減はもちろん、運転管理での省力化と安全性の向上も実現することができました。提案採用後、汚泥の引き抜き頻度を徐々に減らしており、廃棄物量はさらに減少すると思います。今後も水処理のプロとしての提案をお願いします。

自社内において

自社内環境改善活動

2017年度の低減実績

  2017年度目標 2017年度実績
廃棄物量 27,261t以下 29,453t
リサイクル化率 90.1%以上 90.9%

当社および国内グループ会社における廃棄物量とリサイクル化率の実績はグラフの通りです。2017年度は、産業廃棄物としていた廃液の一部を自社の排水処理設備で処理することや金属系廃棄物の有価物化などの取り組みを行いました。しかしながら、一部の超純水供給事業所において、お客様の工場排水に含まれる環境負荷物質が増加したことが影響し、廃棄物量は目標未達となりました。一方で、前述の超純水供給事業所で増加した廃棄物がすべてリサイクル対象であったことから、リサイクル化率は目標達成となりました。

栗田工業株式会社 大阪支社でのリサイクル化促進事例

栗田工業の大阪支社は、オフィス系事業所では本社に次いで所属する従業員が多い事業所です(2018年3月31日時点)。ビルのテナントであることから生産系事業所のように削減効果の大きな施策はできませんが、施設利用時間の設定といった地道な環境負荷低減策を継続的に実施しています。
大阪支社では、2017年度からごみの分別徹底による廃棄物リサイクル化の促進を行っています。ごみの分別に取り組みやすいオフィスづくりとして、「可燃ごみ」「プラスチックごみ」など12種類に分けたダストボックスを整備するとともに、ラベルの表示や分別の方法を分かりやすく掲示しています。また、イントラネット上の「大阪支社掲示板」などで取り組み状況の情報発信を行い、従業員の環境意識向上を図っています。

整備したダストボックス

整備したダストボックス

イントラネットの掲示板で分別要領を通知

イントラネットの掲示板で分別要領を通知